尿
- 比重
尿の濃縮、希釈度を調べます。体内の溶質と水のバランスを調節するホルモンや腎の機能に影響します。ただし、他の検査等の情報と総合的に判断する必要があります。
- pH
体内の酸塩基平衡を調べる検査です。強酸性やアルカリ性になった場合、そのバランスがなんらかの原因で、異常をきたしていることを示します。
- 潜血
陽性になれば、尿の通り道(腎臓→尿管→膀胱→尿道等)のどこかに炎症等の組織破壊が考えられます。ただし、月経中の女性は陽性を示すのがふつうです。
- 蛋白
尿蛋白が増加するのは腎機能が低下していたり、尿路に障害等が発生していることを示します。ただし、激しく運動をした後やストレスが強く加わった後に、一時的に少量出る場合があります。
- 尿潜血が陽性の方
問題のない場合も多々ありますが、腎・尿路系の炎症、結石、腫瘍の見つかることもあります。必ず再検査をお受けになってください(生理中に検査をされていた場合はこのとおりではありませんので、生理中をさけて再検査されることをおすすめします)。
- 尿のタンパクが陽性の方
問題のない場合もありますが、腎臓の機能の低下、腎・尿路系の結石、炎症、腫瘍の場合もあります。必ず再検査をおうけください。
- 尿ウロビリノーゲンが陽性の方
肝臓や胆のうの異常のある場合もあります。