診療所のあゆみ
労働や交通で被災した労働者を救済することを目的に、京都労働基準局(現:京都労働局)長の許可を得て、1973年7月11日に設立されました。
10年後の1983年に自転車振興会(現:公益財団法人JKA)の補助金で検診車を購入し、
健診事業が本格化しました。
1996年に京都民医連に加盟。
その指導や援助をうけることで2000年代前半の経営難を乗り越え、
2006年には組織運営・管理の強化をめざしてISOを認証取得しました。
2008年には特定健診制度の導入にともなう健診システムの質の向上および健康増進部の立ち上げを行い、
「外来」「健診」「健康増進」の3部門で事業の充実を図ってきました。
2010年には事業活動を共同・連携して行ってきた財団法人京都府交通・労働等災害救済事業団を合併吸収し、2013年に一般財団法人に移行。
その後は政管健保(現:協会けんぽ)などの保険者の動向に注視しつつ、
健診の質と量の向上を重点にマンモグラフィー新設認定や画像の二重読影実施などを行ってきました。
2016年1月に組織の「理念と基本方針」を確定し、2017年2月、国際HPHネットワークに加盟しています。
そして2020年4月1日、この地に診療所を新築移転。
外来には糖尿病・循環器・呼吸器・消化器の専門外来をそなえ、
健診の精査と継続治療ができる体制を整えました。
また、がんの制圧をめざして、X線CT装置や医療の質向上を目指し電子カルテを導入しました。
さらに、健診で異常値や治療必要な点が見つかった際の医療機関の早急な紹介や事業所内を含む保健指導体制づくり、健診結果を事業所で活かすための積極的な産業医活動などを実施しています。
京都城南診療所は、地域に根ざした医療機関になるための努力も続けています。
「伏見健康友の会」は会員が年々増加し、現在は1,000名を超える方々と多彩な活動を行っています。
友の会の存在は、私たちがこの地で発展できる大きな基礎力となっています。
地域活動がまだまだ小さい当院での、信頼できる相棒です。
法人の沿革
- 京都労働基準局(現:京都労働局長)の認可を得て設立
- 京都府知事の認可を受け第1種社会福祉事業を開始
- 付属診療所「労災診療所」開設
- 旧住所(京都府京都市伏見区竹田真幡木町115番地)に新築移転
- 日本自転車振興財団の補助事業により胸部X線検診車を購入し健診事業を開始
- 「京都城南はり・きゅう・マッサージ治療所」開設
- 「京都城南診療所」と改称
- (財)京都府交通・労働等災害救済事業団を合併吸収
- 法人格を一般財団法人京都労働災害被災者援護財団に変更
- 組織の「理念と基本方針」を確定
- 国際HPHネットワークに加盟
- 診療所を新築移転