産業医活動Occupational Health Physician
産業医の役割
- 三大疾病
- メタボリック
シンドローム - メンタルヘルス
働く皆さんには、各種のがん・心臓病・脳卒中の三大疾病で悩み、亡くなる人たちが増えています。がんの予防と早期発見が大切ですし、脳梗塞・心筋梗塞などを引き起こす「メタボリック症候群(内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖・高血圧・脂質異常のうちいずれか2つ以上をあわせ持った状態のこと)」に対する総合的な予防策も大切です。
また近年、こころの健康問題(メンタルヘルス問題)を抱えている人たちが急増しています。メンタルヘルス不調者を出さない、出たら早期に対応をすることが重要で、それについての助言や指導を行います。
その他、実際に働いておられる現場を見て、安全衛生の面から点検を行います。
ノースモーキング環境の創造なども要請される時代です。皆さんの協力と知恵を求める中で、事業者の安全配慮義務の推進を助言・指導します。
産業医の具体的な仕事
- 働く皆さんの健康学習・安全学習の推奨と助言
- 健康診断に基づく健康づくり(特に、食生活習慣の改善・運動療法のすすめ)
- 労働安全衛生委員会への出席
- 職場巡視と職場環境への改善指導
- 専門医への紹介、治療相談など
常時50人以上の労働者を使用する事業所は、『労働安全衛生法』に基づき『産業医』が必要です。
経験豊富な医師があなたの職場の安全・健康管理・職場環境改善などのお手伝いを致します。
メンタヘルス対策
「メンタルヘルス」とは「心の健康」のことで、個人が成熟し、生き生きとした心の状態にあり、なおかつ社会の中で快適に適応している状態をいいます。心の健康は個人の努力のみでは限界があり、個人をとりまく社会や人間関係への配慮が不可欠です。
現代の日本社会では切っても切れない「メンタルへルス」・・・。様ざまな「ストレス」と重要な関係にあります。誰でも「心を病む」可能性があるのです。
平成22年の労働安全衛生法の一部改正で、労働者のストレス状況を把握することが、事業者の努力義務とされました。ストレスチェックなどを実施し、必要な措置を講じ、労働者がメンタルヘルス不調となることを未然に防止するよう努めることが求められるようになりました。