血圧
- 血圧測定
心臓のポンプ機能が正常かどうか、末梢血管の抵抗性の度合い、血管壁の弾力度などを推定できます。
- 血圧が高い方
「沈黙の殺人者」―高血圧はこう呼ばれています。静かにゆっくりと忍びより、そしてある日突然に心臓病や脳卒中などにより死に至らしめる。それが高血圧です。血圧とは心臓から送りだされた血液が血管(動脈)の壁に与える圧力です。心臓は収縮と拡張を繰り返して血液を送り出すので、心臓の収縮により血圧が最も高くなった時が収縮期血圧(一般的に呼ばれる上の血圧)、心臓の拡張により最も低くなった時が拡張期血圧(下の血圧)と呼ばれます。血管の壁はしなやかで弾力性がありますが、高い圧力が長い間血管にかかるとこれに対抗するために血管の壁が厚くなってきます。そして、しなやかさや弾力性が失われ血管は硬くなり、なかには血管の一部が狭くなってきてしまいます。これが「動脈硬化」です。すると、さらに血圧は上昇するという悪循環に陥ってしまいます。そのため血液を送り出している心臓にも負担がかかってしまいます。