健診結果の見方
- 乳がん健診で乳腺腫瘍の疑い、乳腺症とコメントのあった方
まれに悪性のものもあります。外科、乳腺外来を受診し、精密検査をうけられることをおすすめします。当院受診の際には、しかるべき医療機関を紹介させていただきます。
- 白血球数が基準値をこえていた方
白血球は感染症などの炎症がある場合や、喫煙、ストレスなどでも高くなります。検査当日の体調に変化はありましたでしょうか(風邪をひいていた等)。一度内科で再検査をうけられることをおすすめします。
- 多血のコメントのあった方
心筋梗塞や脳卒中をおこしやすく、また重大な疾患が隠れている場合もあります。水分を多めに摂り、内科を受診されることをおすすめします。
- 赤血球形態異常とは
この所見の出る疾患が数多く存在します。各種貧血や造血器関連、脂質代謝などの精密検査が必要な場合があります。
- 便潜血の判定が陽性の方
悪性を否定するためにも精密検査を受けることをお勧めします。
- 貧血検査で検査値が低かった方
貧血がみられます。徐々に貧血がすすんでいる方は自覚症状もなくすごされていることが多いのですが、貧血を放置しますと心臓に負担がかかります。また、消化管出血や悪性腫瘍、他の臓器が原因となっていることもありますので必ず内科を受診して下さい。
- 尿潜血が陽性の方
問題のない場合も多々ありますが、腎・尿路系の炎症、結石、腫瘍の見つかることもあります。必ず再検査をお受けになってください(生理中に検査をされていた場合はこのとおりではありませんので、生理中をさけて再検査されることをおすすめします)。
- 尿のタンパクが陽性の方
問題のない場合もありますが、腎臓の機能の低下、腎・尿路系の結石、炎症、腫瘍の場合もあります。必ず再検査をおうけください。
- 尿ウロビリノーゲンが陽性の方
肝臓や胆のうの異常のある場合もあります。
- HCV抗体定性検査で低力価陽性の結果の方
これはHCVに感染していても抗体が少ししか作られていない場合や、感染しても自然に治癒した人、感染していたが治療により治癒した人にこのような結果がでることがあります。いずれにしても精密検査をうけられることをおすすめします。