健診用語辞典

健診結果の見方

眼底検査で判定不能との結果がでている方へ

瞳孔が充分に開かない方は判定をつけられないことがあり、このような結果が出ます。「瞳孔を開かせる目薬」を使用すると正確な結果が出ますが他の検査の兼ね合いもあるため健診では使用しません。眼科を受診し再検査をうけられることをおすすめします。

白斑、網膜点状出血とは

高血圧、動脈硬化、糖尿病、腎臓疾患(腎炎など)、血液疾患(貧血、白血病など)、膠原病、外傷などのいろいろな病気で出現します。部位や大きさによって視力が低下したり、視野が暗くなることがあります。

視神経乳頭陥凹拡大とは

視神経乳頭とは眼底の中央にみえる視神経の出口のことで、緑内障(視野が狭くなる病気です)の疑いがあります。生まれつきの場合と今後加齢とともに本物の緑内障になっていく可能性が高い人も含まれます。詳しい検査が必要です。

血清アミラーゼの値が基準値より高かった方

膵臓機能の異常、唾液腺の異常なども考えられますので、一度内科を受診し再検査をうけられることをおすすめします(膵臓は食べ物の消化や血糖値の調節などに関わっています)。

TSH(甲状腺刺激ホルモン) が基準値より 高かった方

TSHは甲状腺と関わっており、甲状腺機能低下症などのときに高くなります。内科を受診しご相談ください。

甲状腺は首前面の中央部あたりにあります

甲状腺肥大は、ここが通常よりも大きくなっている状態です。内科または内分泌科を受診し、詳しい検査をうけられることをおすすめします。

クレアチニンの値が基準値を超えて高い方

腎臓の尿を作る機能が低下している可能性があります。放置しますと腎不全から人工透析が必要になることもあります。

CA19-9とは

消化器系のガン(肝臓・胆のう・膵臓などで特に)で高値をしめします。胆のうの炎症や胆結石でも高くでることがあります。

PSAとは

PSAは前立腺腫瘍や前立腺肥大があるときに高値をしめします。

CEAとは

代表的な腫瘍マーカーで現在もっとも多く測定されています。CEA値は大腸直腸胃肺乳房、膵臓甲状腺卵巣などのがんで陽性となります。

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