健診用語辞典

検査所見の見方

左室肥大とは

高血圧が原因となっていることが多く、その他に弁膜症、虚血性心臓病、心筋症、先天性心臓病等、いろいろの場合があります。

短いPR間隔とは

心臓を動かしている電気の流れが短いか、通常とは異なったルートで電気が流れている状態です。動悸発作などの症状がある場合は治療が必要です。

ST上昇とは

心配ないことも多いですが、時に心筋梗塞や狭心症の発作を示していることもあります。胸や背中などに痛みがあるなどの症状があれば精密検査が必要となります(高齢者や糖尿病などある方は症状が出にくいことがあります)。

T波増高とは

心配ないことも多いですが、時に電解質の異常(血液のカリウムなどが高い)場合などがあります。

QT短縮とは

心配ないこともありますが、電解質の異常で時に高カルシウム血症のことがあります。

QT延長とは

心配ないものもありますが、電解質の異常(血液のカリウムなどが低い場合など)やその他の病気を原因とするものがあります。軽度のものでは経過観察とし、高度のものでは精密検査が必要となります。

R波減高とは

心電図の波形の形で、本来なら山形になっている部分が通常より低くなっている状態です。心筋障害、心膜の炎症、肺気腫のときなどにみられますが、心配のないこともあります。

T波平低とは

心電図で心筋虚血状態の疑いがあるという所見がでているということです。心筋虚血とは、心臓を養っている血管に動脈硬化性の変化があって、心臓の酸素供給が円滑にいっていない状態をいいます。心臓の栄養不足のため心臓が正常な動きをしていない可能性があります。詳しい検査が必要です。

陰性T波、ST降下・低下とは

心電図で心筋虚血状態の疑いがあるという所見がでているということです。心筋虚血とは、心臓を養っている血管に動脈硬化性の変化があって、心臓の酸素供給が円滑にいっていない状態をいいます。心臓の栄養不足のため心臓が正常な動きをしていない可能性があります。詳しい検査が必要です。

WPW症候群とは

心臓を動かしている電気の通る電線のような道が余分にあるため、不整脈など異常がおこりやすくなります。頻拍発作を伴うものは治療の対象となります。発作のない場合は経過観察のみですが、時に先天性の心臓病などを合併していることもあるので、一度は専門医の診断を受ける必要があります。

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