健診用語辞典

検査でわかること

白血球数

白血球は主に細菌などの異物から体を守る働きをしています。体内に炎症が起きると増加します。ただし、炎症が進むと逆に減少することもあり注意が必要です。

HbA1c

血糖値はつねに変動しているのですが、HbA1cは安定していて過去1~2ヶ月の血糖値の平均を反映していると言われています。

血糖

血糖値が高い場合は、糖尿病をはじめとする内分泌疾患、代謝性疾患、膵臓の疾患等が疑われます。

尿糖

糖尿病のスクリーニング(ふるいにかける)検査です。

クレアチニン

クレアチニン濃度が上昇するのは、腎機能の低下を示します。筋肉運動のエネルギー源となるアミノ酸の1種であるため、筋肉にかかわる異常などでは低下することもあります。男性の基準値がやや高めなのはこのためです。

尿素窒素

腎臓に障害が起こると、尿素窒素濃度が上昇します。ただし、高タンパク食等ほかの原因でも上下しやすいので注意が必要です。

比重

尿の濃縮、希釈度を調べます。体内の溶質と水のバランスを調節するホルモンや腎の機能に影響します。ただし、他の検査等の情報と総合的に判断する必要があります。

pH

体内の酸塩基平衡を調べる検査です。強酸性やアルカリ性になった場合、そのバランスがなんらかの原因で、異常をきたしていることを示します。

潜血

陽性になれば、尿の通り道(腎臓→尿管→膀胱→尿道等)のどこかに炎症等の組織破壊が考えられます。ただし、月経中の女性は陽性を示すのがふつうです。

蛋白

尿蛋白が増加するのは腎機能が低下していたり、尿路に障害等が発生していることを示します。ただし、激しく運動をした後やストレスが強く加わった後に、一時的に少量出る場合があります。

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