検査でわかること
- γ-GTP
肝臓や胆道に障害が起きると増加し、とくに、飲酒により肝臓に障害が起こると増加します。
- ALT(GPT)
GPTもGOTと同じく、組織や臓器の障害で増加し、とくに、肝臓の障害に顕著に反応します。
- AST(GOT)
組織や臓器に障害が発生すると血液中に増加します。肝臓、心臓、筋肉等の障害の時に増加します。
- 血小板数
血小板は出血を止める働きをしています。出血傾向があるときにその原因を判別する目安とします。また肝障害が進行すると減少し、その重要な指標となります。
- MCHC
赤血球の容積に対する血色素の割合の平均を表します。
- MCH
赤血球に含まれる血色素の平均の量を表します。
- MCV
赤血球の平均の体積を表します。
- ヘマトクリット
血液の濃さを表しています。高ければドロドロの詰まりやすい血液で、低ければ貧血が疑われます。
- 血色素量
血液が酸素を運ぶ力はこの量に比例します。鉄欠乏性貧血等の有無がわかります。
- 赤血球数
赤血球の数が多すぎると多血症、少なくなると貧血が疑われますが、貧血と判断するには下記の関連検査を合わせて総合的見ることが必要です。